ADWGグループの発祥は1886年。100年以上も前に設立された青木染工場という染色業から始まりました。青木家は酒造も経営しており、新潟で広く知られた蔵元の一つでした。青木家の手掛ける日本酒は人気があり需要も高いものでしたが、量産し過ぎると品質を担保できないことから、利益に走ることなく「数を限定しても品質の高い日本酒をお客様に届けること」にこだわっていました。この「品質の高い商品をお客様に届ける」という考え方は青木染物工場にも受け継がれ現在に至ります。
青木染工場の染物の品質は高く取引先からの需要も高いものでしたが、1970年代にはニーズの変化を捉え「衣」から「住」へと事業転換し、1995年に社名を「エー・ディー・ワークス」に改め不動産を軸とした事業展開を図ってきました。

現在の「エー・ディー・ワークス」を象徴する不動産再生事業は、築年数が経過し建築当初より著しく価値が下がってしまった不動産を買い取り新たなコンセプトでリノベーションを行うことで、不動産が本来持つ価値を引き出し、新たな価値として再生して世の中に提供しています。エー・ディー・ワークスが手掛ける不動産再生事業は、外観や内観などの見た目を綺麗にするだけではなく、10年20年とこの先「住む人」や「管理する人」、「活用する人」の立場で徹底的に考え抜いた上でリノベーションを行います。
例えば、表から見える部分だけではなく、完成後は見えない壁の裏側であっても「どう修繕するのが最善か」について細部にまでこだわります。また、それは経年劣化が理由の修繕だけではなく、残念ながらリノベーションを手掛けることになった物件に手抜き工事が見つかった場合であっても、それらの不具合を解消するため自費で抜本的に修繕を行います。このような対応をするのは、目先の利益に捉われるのではなく、長い目で見て、お客様に本当に価値のあるものを提供すべきだという考え方が根底にあるからです。

私たちの仕事の難しさのひとつに、「お客様がご要望を全て言葉にして伝えてくれる訳ではない」ことにあります。不動産は専門知識がないと理解できない領域が多分にあり、不動産業界にお勤めでない一般のお客様には見えない部分も多々あるためです。だからこそ、私たちが「プロフェッショナル」として、お客様にとって本当に良い価値とは何かを見極め、その新たな価値を生みだし、提供していく必要があります。

世の中が変化し続ける中で、私たちもまた、時代に先行するようにしなやかに変化してきました。
「染色業」から「不動産」へ変化し、「不動産×金融」へと領域を拡げ、現在は投資ソリューションカンパニーを掲げ投資用不動産領域を主軸として拡大しながら、不動産以外の領域での価値提供にも挑戦しています。
そしてその変化は予測困難な時代の中でより加速していきます。
100年を超えて今後も変化し続けるADWGグループで、共に変化しながら成長していきたい方のご応募をお待ちしています。